宮古島の自然環境を活かして宮古島に合った栽培を行う
宮古ビデンス・ピローサはいろいろな分野で活躍して地域を盛り上げています。地域振興事業として注目を集め、県内外から多くの方が畑や加工工場を訪れています。また、アグリツアーやエコツーリストの要素ととらえ、宮古島を訪れる方も増えてきました。ほかにも、従来は雑草として駆除の対象となっていたものが、その有用性が見直され地域の期待の事業となっていることから、教育的な取り組みとして学校の授業の題材として取り上げられたこともありました。
地元の食材を使った料理教室で食材として見直されていたり、化粧品教室が開催されたりとますます活躍の場を広げています。
宮古ビデンス・ピローサ等の生産体制
サトウキビが大きな産業である宮古島、その農家にとって畑に侵入して旺盛に繁殖する「むつうさ」は厄介者でした。その厄介者を畑で栽培しようという話には誰にも抵抗があり、頭を切り替えて賛同してくれる方は少なく、大方の理解を得るまでにはちょっと時間がかかりました。
しかし、農家の方との話し合いが進むにつれて、島興しにつながるという期待も膨らみ、産業として取り組む価値は大いにありそうだ、また、宮古島の環境や大切な地下水を守りながらやっていける農業だということも追々理解されて、協力していただける農家が増えていきました。
2005年10月に1市4町が合併して宮古島市が誕生しました。その翌年4月に、宮古島市と「むさしのイミュニティーグループ3社」、それに「宮古ビデンス・ピローサ等生産組合」の5者が、「宮古ビデンス・ピロ-サ等特産天然物の総合開発共同事業の推進に関する協定書」を締結しました。島を挙げての安定した協力体制の下で生産が行なわれています。
刈り取りの時、石や枯葉などが入らないよう、注意を払うようにしています。厳しく決められたルールを守るのはもちろん、畑の周囲への気配りを忘れないようにしています。
直接肌に触れる化粧品や食品の原料となるので、ユーザーの方は、特に安全性を気にされる方が多いと思いますが、安心して使って頂けるように私たちが自信を持って栽培しております。
宮古ビデンス・ピローサは、農薬や化学肥料、堆肥も使わず、自然に近い状態で育つように手をかけています。栽培方法が独特なため、隣接している畑の方にも十分な理解と協力をお願いしています。隣接農地でも農薬をなるべく控えて頂き、こまめな雑草取りや水やりを行います。品質は天気にも左右されるため、常日頃から細心の注意を払います。
安心、安全な製品なのでこれからもぜひご愛用いただきたい。
また、ぜひ宮古島にも遊びに来てください!